
8月も終わりに近づきましたが、まだまだ暑い日が続きます。
この夏も暑さや湿気が気になった方は多いと思いますが、
そんな季節を過ごしたあとだからこそ、一度気にしてほしい場所があります。
それが、普段ほとんど見ることのない「床下」です。
床下点検というと、「シロアリが出た家がするもの」というイメージがあるかもしれません。
でも本来は、何かが起きてから見るだけではなく、今の床下がどんな状態なのかを知るための確認でもあります。
普段目に入るリビングやキッチンなら、ちょっとした変化にも気づきます。
壁の汚れや床の傷、エアコンの効き方など、毎日暮らしている場所だからこそ「いつもと違う」がわかります。
ところが床下は、そうはいきません。
点検口はあっても、自分で中まで見る機会はなかなかないものです。

だから、
「新築のときにちゃんとやってもらったから」
「今まで何もなかったから」
と、そのまま何年も見ないままになっていることも珍しくありません。
見えない場所は、気にならないのではなく、気づくきっかけが少ない場所なんです。
「床下点検」と聞くと、シロアリ被害があるかどうかを調べるイメージが強いかもしれません。
もちろん、それも確認したいことのひとつです。
ただ、点検の意味は「悪いところを見つける」だけではありません。
まずは床下を見て、今どうなっているのかを確認する。
何も問題がなければ、それもひとつの安心材料となる結果です。
普段自分では見えないところだからこそ、状態を知っておくことには意味があります。
「何かあるかもしれないから怖い」と考えるより、わからないままにしておかないために見る。
住環境計画では、床下点検をそんなふうに考えています。

もうひとつ、意外と見落としやすいのが新築時の防蟻です。
家を建てるときに防蟻処理をしていると、「一度やってあるから大丈夫」と思いやすいものです。
ただ、防蟻は「新築時にやったかどうか」だけではなく、その効果を継続できるかが大切です。
特に築5年を過ぎた家では、新築時にどんな防蟻をしていたのか、
その後に点検や予防をしているのか、一度確認してみてください。
一般的な防蟻剤は効果が5年ほどのものが多いので、目安になるかと思います。
施工した時期や内容がわからなければ、まずそこを確認するところからでも構いません。
いきなり再施工を考えるのではなく、今まで何をしてきたのか、今はどんな状態なのかを整理する。
それだけでも、これからのメンテナンスを考えやすくなります。

床下を見る機会があるなら、「シロアリがいる・いない」だけで終わらせないこともポイントです。
たとえば、
こうしたことを一つずつ確認していくと、床下の状態が少しずつ「見える」ようになります。
点検をしてもらうときも、単に「大丈夫でしたか?」だけではなく、
「どこを見て、どんな状態だったのか」を聞いてみてください。
見えない場所だからこそ、説明してもらえることも判断材料になります。

家のメンテナンスというと、外壁や屋根、水まわりなど、目につきやすいところから考えがちで、
床下のように目につかない場所はどうしても後回しになりやすい場所です。
だからこそ、「何年も見ていないな」と思ったら、それが確認するひとつのタイミングかもしれません。
住環境計画が大切にしているのは、ただ不安を感じてもらうことではありません。
見えないからわからない、を、確認したからわかる、に変えていくこと。
床下も、防蟻も、普段の暮らしではなかなか意識しない部分です。
でも、長く暮らしていく家だからこそ、ときどき見えないところにも目を向けてみてください。
夏の終わりは、暑さや湿気を乗り越えた住まいを少し振り返る時期でもあります。
その中で、しばらく床下を見ていない方や、新築時の防蟻から年月が経っている方は、
一度これまでの点検や防蟻の履歴を確認してみてはいかがでしょうか。
「床下を最後に見たのはいつだったかな?」
まずは、そこを思い出すところからで十分です。
住環境計画では、床下の点検や防蟻について、わかりにくいことをそのままにせず、
今の状態とこれから何を考えればいいのかを一緒に整理しています。
見えない場所のことだからこそ、気になったときはお気軽にご相談ください。
